自分自身の髪質について、一度は悩んだことのある方は多いのではないでしょうか。
現在の髪質について具体的なお悩みがあったり、ヘアケアを一生懸命使っているけどなかなか解決されないなんて経験、一度はございませんか?
そんな方は、日々の髪へのケアよりダメージが進んでしまっている状態です!
髪の毛もお肌と同じ成分でできている為、乾燥や摩擦からくるダメージは受けやすい所です。
また、皆さんの肌質が一人ひとり違うように、髪質も人それぞれ違うもの。
髪が痛む習慣や行為は?ドライヤーが原因?痛まないようにするにはどうすればいい?
髪の構造について
そもそも髪の毛の断面を拡大すると、3つの層から構成されているのが分かります。
まず、髪の毛の中心部にあるのがメデュラです。
髪の毛の中に、柱のように1本の筋が通っているイメージで、構成成分はタンパク質です。
一番外側にあるのがキューティクル。
こちらは有名な単語ですよね。
具体的にキューティクルとはうろこ状のものが5,6枚が花びらのように重なって、内部の組織たちを守る役割をしています。
そして、中心部のメデュラと、外側のキューティクルの間に存在している組織がコルテックスと言います。この部分は、束になっている組織が複数存在しており、メラニン色素が存在しているので髪色に影響し、この部分のタンパク質・脂質・水分量のバランスから髪の太さや柔らかさが決まる部分でもあります。
髪が痛む原因と対策!痛みが改善できるシャンプーやトリートメントは?
髪が痛む習慣と対策
そもそも、髪が痛んでない状態とは、ざっくりとサラサラしていてツヤもある状態をイメージされると思いますが、具体的にはどの様な状態なのでしょうか。
それは
・外からの刺激を守るキューティクルのダメージが進んでいないこと
・コルテックス(髪の内部にある組織)にある成分(主に脂質・水分)のバランスが取れている事
ざっくりどの様なお悩みが出てくるのかといいますと、ダメージの軽い順にギシギシ・絡まりやすい・まとまらない・枝毛・切れ毛などが挙げられます。
そんな様々なトラブルが出やすくなってしまうNG習慣を以下の通りです!
①髪を濡れたまま放置する
髪の毛が濡れているときは、キューティクルが柔らかく敏感になっている状態です。
その状態が長く続くと、少しの刺激でキューティクルが剝がれやすくなり、髪の成分の流出に繋がります。
シャンプー後は、なるべく早くドライヤーで乾かすのがおすすめです。
ドライヤー前にスキンケアなどをされる場合は、タオルをターバンのように頭に巻いて、余分な水分を吸い取っておくと良いでしょう。
また、髪は熱や乾燥にも弱いので、ドライヤーは1点に集中して風を当てるのではなく、ドライヤーを振りながら風を当てるようにしましょう。
②タオルでゴシゴシこする
①に記載の通り、髪の毛が濡れてキューティクルが敏感になっているこすってしますこすってしまうと、キューティクルがどんどん剥がれてしまいます!
他にも、濡れている状態でブラシで無理に髪を梳かすのもダメージに繋がります。
髪の水分をタオルでふき取りたい場足は、擦らずにタオルで水分を吸い取るイメージで拭き取りましょう!
③洗浄力の強すぎるシャンプーや、刺激の強いカラーリング剤を使う
市販のシャンプーやカラーリング剤は、「しっかり汚れが取れるように」「どんな髪質の人でもしっかりカラーできるように」と、髪質に合わせて作られてないのでとても刺激が強いものが多いです。
最近では「ラウリル硫酸ナトリウム」「ラウレス硫酸ナトリウム」のような洗浄力の強い界面活性剤を使用していないシャンプーが推奨されております。
どれくらい強いのかというと、台所用洗剤と同じくらいの洗浄力とのこと!
頑固な油汚れも落とせるくらいの洗浄力なので、髪の毛のダメージにも繋がってしまいそうですね…。
少し前までは、ほとんどのシャンプーにこの2つの成分が入っておりましたが、最近では髪へのダメージがどれほどかが話題になり、使用していない商品がドラッグストアでも気軽に手に入るようになりました!
後ほど、そういった商品をいくつか記載しておきますので、ぜひチェックしてみて下さい!
④アイロンやコテ、ドライヤーなどの熱を1ヶ所に集中して当てすぎる
髪の毛はお肌と同じタンパク質でできているため、とても熱に弱いです。
アイロンやコテを使うときは、高くても170℃くらいの温度で、サッと熱で流すイメージで使うと良いでしょう。
また、同じ場所に何回もアイロンやコテを当てないことも大切です。
低い温度で何回もアイロンを通すくらいなら、少し高めの温度で1度でスタイリングを決めるほうがダメージは少ないです。
また、ドライヤーは1点に集中して風を当てるのではなく、ドライヤーを振りながら風を当てるようにしましょう。
髪の毛が痛まないシャンプーやトリートメントは?
前述にも記載がありましたが、シャンプーやトリートメントなどで髪へのダメージに繋がりやすい成分が「ラウリル硫酸ナトリウム」「ラウレス硫酸ナトリウム」です。
この2つが入っていない商品&ダメージ補修系の商品をまとめてみます!
比較的ドラッグストアでも手に入りやすい商品を載せておりますので、よろしければ参考にしてみてください。
髪が痛みすぎてやばいときはヘアオイルがいい?サラサラにするには
本格的に髪質を改善されたい方は、やはりサロンで使われているものや販売されているもので、特に自身の髪質にあったものを紹介してもらうのが確実ではあります。
がしかし、すぐにサロンに行けない時は、とにかく髪の毛のダメージが進んでしまう習慣を控える!この一言です。
「髪への栄養をどれだけ与えられるか」と同時に「髪へのダメージをなるべく与えないようにする」事もしっかり取り組むことが大切だと思います。
また、髪へのダメージ度の順番としてギシギシ<絡まりやすい<まとまらない<枝毛<切れ毛です。
枝毛・切れ毛が明らかに増えてきている方は、どんどんダメージが進んでいる証拠ですので、美容室でのケアを念頭におきつつ髪へのNG習慣がないか振り返りましょう!
また、ヘアオイルを鞄に入れて置き、髪がパサついてきたら使ったり、ドライヤー前にも使用して熱や乾燥のダメージを軽減しましょう!
髪が痛む習慣や行為は?のまとめ
いろいろと髪の毛へのお話を記述させていただきましたが、髪の痛む習慣や行為のおおまかなところは乾燥や摩擦が原因です。
私はスキンケアと似ているなぁ。となんとなく感じましたが、毎日朝晩に刺激を与えないように洗浄し、化粧水や美容液をお肌に塗る感覚で、シャンプートリートメントも刺激を与えずしっかり栄養を!ということだと感じました。
本格的なヘアケアを始める前に、ダメージに繋がってしまう習慣がないか見直してみてはいかがでしょうか!
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